想定を超える地震に耐えるSRF工法~震度8
現行基準を大きく超える巨大地震のリスクが高まる中、倒壊しない
だけでなく震災後でも使用できる建物が求められています。
SRF工法は、柔らかいものを使うことで想定を超える地震に対して
安全性・使用継続性を確保する新たな耐震工法で都市計画の未来へとつなげます。
白いベルト状の補強材を包帯のようにぐるぐる巻きつけるSRF工法は
構造体の損傷を抑え補強ができる特許工法で、日本国内では東海道新幹線の新大阪から東京間約1200本の高架橋に採用されています。
また、世界4カ国(アメリカ・ニュージーランド・韓国・台湾)の国際特許を取得しており、2020年の世界地震工学会議でも発表されています。
しなやかな高弾性材による収震
SRF工法は、ポリエステル繊維製のベルトやシート(高弾性材)をウレタン系の高弾性接着剤で、構造物の柱、壁、梁、接合部等に貼り付け、
巻きつけることで補強する方法です。2011年3月時点で、北海道の旭川
から沖縄の那覇まで、全国各地の事務所、マンション、学校など850件
以上の耐震補強工事に使われています。東日本大震災3.11とその後の
地震で震度5以上の揺れを受けた地域には461件の実績があります。
ファックスアンケート、電話聞き取り、訪問等で調査した結果、問題
を生じた事例は、一件も報告されていません。
「以前の地震より、揺れが少なくなった。」「付近の学校が被災したが
最小被害で授業継続できてよかった。」等の声を多数いただいています。
SRF工法は構造物の揺れを収める、即ち、収震効果があることが実証
化されています。